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むち打ち対策の知識10
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識10】
WADの診断に関する文献調査から次の事実が判明。1)患者の評価は詳細な病歴聴取と理学検査により十分可能である。2)グレード1では画像検査や特別な検査は必要ない。3)グレード2と3では頚椎のレントゲン撮影が必要である。http://1.usa.gov/LYNegq
首の痛みだけの患者に画像検査の適応はありませんが、筋骨格系所見(可動域制限・圧痛点など)や神経学的所見(深部腱反射の低下や消失・筋力低下・知覚障害など)がある場合はレントゲン撮影が必要だということです。
むち打ち対策の知識9
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識9】
なお、難聴・めまい・耳鳴り・頭痛・記憶喪失・嚥下困難・顎関節痛はすべてのグレードで生じる症状であり、グレード0はもちろんグレード4はすでにむち打ち症といえるものではないため、特別調査委員会はグレード1~3を対象とした。http://1.usa.gov/LYNegq
自動車の衝突事故や落下事故などで前後または側面からの加速減速エネルギーが頚部に衝撃として伝達されることによって、骨組織や軟部組織の損傷を招いて多種多様な症状が生じるものの、頚部の症状がなく理学所見も異常ない「グレード0」と、頚部の症状に加えて骨折か脱臼がある「グレード4」は対象外だということです。
むち打ち対策の知識8
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識8】
■【グレード3】頚部の症状に加えて神経学的所見(深部腱反射の低下や消失・筋力低下・知覚障害など)あり。【グレード4】頚部の症状に加えて骨折か脱臼あり。http://1.usa.gov/LYNegq
グレード4は明らかにWAD(むち打ち関連障害)ではありません。
むち打ち対策の知識7
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識7】
■【グレード0】頚部の症状がなく理学所見も異常なし。【グレード1】頚部痛・凝り・圧痛のみで理学所見に異常なし。【グレード2】頚部の症状に加えて筋骨格系所見(可動域制限・圧痛点など)あり。http://1.usa.gov/LYNegq
ケベック特別調査委員会はWAD(むち打ち関連障害)をグレード0~4の5つに分類しています。
このWAD分類にはグレード0~4まであり、各グレードによって対処法が異なります。
平成30年2月のお休み
カテゴリ: お休み
むち打ち対策の知識6
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識6】
治療計画を立てるだけでなく、治療法の効果に関する研究、他科へのスムーズな紹介のためには、むち打ち症によって起こり得る多種多様な症状を分類整理する必要があると判断した特別調査委員会は、「ケベックWAD分類」を提案した。http://1.usa.gov/LYNegq
このWAD分類にはグレード0~4まであり、各グレードによって対処法が異なります。
むち打ち対策の知識5
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識5】
WAD(むち打ち関連障害)には、頚部痛・頚部緊張・頭痛・肩の痛み・腕の痛みや麻痺・感覚異常・疲労倦怠感・嚥下困難・視覚障害・聴覚障害・めまい・耳鳴り・睡眠障害・情緒不安定・記憶喪失・顎関節疾患などが含まれている。http://1.usa.gov/LYNegq
こうして症状を眺めていると「むち打ち症」は恐ろしいと思うかもしれませんけど、けっしてそんなことはありません。本来、「むち打ち症」の自然経過はきわめて良好です。
平成30年1月のお休み
カテゴリ: お休み
むち打ち対策の知識4
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識4】
またケベック特別調査委員会は、むち打ち症によって引き起こされる一連の臨床症状を、「むち打ち関連障害(whiplash-associateddisorders:以下WADと記す)」という用語で論じることを採択した。http://1.usa.gov/LYNegq
むち打ち症(むち打ち損傷)に起因する症状は実に様々です。それらの症状をまとめてWAD(むち打ち関連障害)と呼ぶことになったというわけです。
むち打ち対策の知識3
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識3】
むち打ち症(whiplashinjury)とは自動車の衝突事故や落下事故などで前後または側面からの加速減速エネルギーが頚部に衝撃として伝達されることによって、骨組織や軟部組織の損傷を招いて多種多様な症状が生じるもの。http://1.usa.gov/LYNegq
頚部の症状を何でもかんでも「むち打ち症(もしくはむち打ち損傷)」として議論するわけにはいきませんから、とりあえず発症機序を明確にしたわけです。