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平成30年9月のお休み
カテゴリ: お休み
むち打ち対策の知識32
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識32】
【外科手術】グレード1と2に外科手術の適応はない。外科手術は一部のグレード3、すなわち保存療法に反応しない持続的な腕の痛みか、急速に進行する神経麻痺があるWAD(むち打ち関連障害)患者に限定されるべきである。http://1.usa.gov/LYNegq
ここでWADのグレードを復習しておきましょう。【グレード1】頚部痛・凝り・圧痛のみで理学所見に異常なし。【グレード2】頚部の症状に加えて筋骨格系所見(可動域制限・圧痛点など)あり。【グレード3】頚部の症状に加えて神経学的所見(深部腱反射の低下や消失・筋力低下・知覚障害など)あり。【グレード4】頚部の症状に加えて骨折か脱臼あり。
むち打ち対策の知識31
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識31】
2)グレード2と3に対するその他の物理療法(温熱・アイシング・マッサージ・低周波・超音波・レーザー・短波ジアテルミー)は、受傷後3週間以内なら通常生活への復帰を目指した活動性を促す補助手段として用いることができる。 http://1.usa.gov/LYNegq
どんな物理療法を用いるにせよ、受け身的な治療法に頼るのではなく、普段どおりの生活を送って可動域を広げていくという攻めの姿勢が重要だということです。腰痛疾患とまったく同じです。
むち打ち対策の知識30
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識30】
【物理療法】1)グレード1に対するプラシーボ対照試験でPEMT(パルス磁気療法)の有効性が認められたものの、3ヶ月にわたって1日8時間のソフトカラーを装着させた研究だったことからWADの治療として勧められない。http://1.usa.gov/LYNegq
むち打ち対策の知識29
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識29】
■【牽引】限られたエビデンスからWAD(むち打ち関連障害)における頚椎牽引は他の可動域を広げる治療法の併用療法として用いることができる。急性期(受傷後4日以内)なら一時的に症状を改善する可能性がある。http://1.usa.gov/LYNegq
RCT(ランダム化比較試験)で証明されたわけではないものの、腰痛疾患と違ってむち打ち症には牽引が有効かもしれません。だからといってダラダラと続けるのは良くないでしょう。
むち打ち対策の知識28
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識28】
【スプレー&ストレッチ】トリガーポイント療法で行なわれるスプレー&ストレッチ、すなわちコールドスプレーによって瞬間冷却した後に筋肉をストレッチする方法は、WAD(むち打ち関連障害)の治療に勧められない。http://1.usa.gov/LYNegq
トリガーポイントといえばスプレー&ストレッチが付きものですけど、残念ながらWAD(むち打ち関連障害)には効果がないようです。
むち打ち対策の知識27
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識27】
【【姿勢のアドバイス】限られたエビデンスからWADにおける姿勢に関するアドバイスは他の活動的な治療法の併用療法として処方することができる。ただし具体的にどのようなアドバイスが有効かについては不明。http://1.usa.gov/LYNegq
実は姿勢のアドバイスに関するRCT(ランダム化比較試験)は存在しません。アドバイスに関する研究の一部として姿勢を取り入れたものがあるだけです。
むち打ち対策の知識26
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識26】
【運動】限られたエビデンスからROM(関節可動域)運動はただちに実行されるべきである。痛みが激しい時は休み休み行なう必要があり、症状の悪化がみられた場合は臨床的判断が重要である。http://1.usa.gov/LYNegq
活動性を促す運動は受傷後4日以内から始めても有効性が認められています。むち打ち症も腰痛疾患と同じで、とにかく安静にさせないことが鉄則です。
むち打ち対策の知識25
カテゴリ: むち打ち対策
今日は【むち打ち対策の知識25】
■【モビリゼーション】限られたエビデンスからモビリゼーション(瞬間的に外力を加えることなく可動制限がある関節の可動域を無理なく徐々に広げて行く他動的ストレッチ)はWAD(むち打ち関連障害)の治療として用いることができる。http://1.usa.gov/LYNegq
腰痛疾患と同じようにWAD(むち打ち関連障害)に対しても安静にさせず活動化を促す方法が推奨されます。